[言葉と薔薇の贈り物]ROSE & LETTER(ドライフラワー)
¥2,970
新型コロナウイルスの影響により弊社の取り扱うケニア産のバラが4月1日以降の入荷がございません。
4月1日以降は、世界中のバラを取り揃えた "WORLD ROSE"として展開していきます。
こちらの商品はケニア産ではなく世界中のバラでお作りいたします。
ケニア産のバラの入荷は再開でき次第ご連絡いたします。
薔薇の色に合わせて執筆された、自由丁「小山将平」オリジナルエッセイ2種(人生薔薇色諸説と色に合わせた詩)と、アフリカローズオリジナルローズティーを気軽に楽しんでいただけるティーバッグ1杯分と、アフリカローズのドライフラワー計3点が入ったセット商品です。
※お好きなローズティーレターの種類(5種類)をお選びください。
※ドライフラワーはアフリカローズスタッフのお任せとなります。
※ドライフラワーは防湿性の優れたチャック式CP袋に、乾燥剤とともに入れてお届けします。そのまま飾ってもおしゃれです。(パッケージのペーパーはドライフラワーに合わせたカラーペーパーとなります。)
【セット内容】
◆アフリカローズドライフラワー
◆ローズティーレター(アフリカローズオリジナルローズティー/1杯分)
◆薔薇の色に合わせて執筆された、自由丁「小山将平」オリジナルエッセイ2種
【オリジナルエッセイ2篇について】
詩人・エッセイストであり自由丁オーナーでもある小山将平が、薔薇をモチーフに書いたオリジナルエッセイです。それぞれの薔薇の色に合わせた一篇と、「バラ色の人生とは?」という問いをテーマに書いた『人生薔薇色諸説』の2種類のエッセイをセットにお付けします。
それぞれのエッセイは以下リンクより、全文お読みいただけます!
どなたかにプレゼントされる方は贈る相手にお似合いのエッセイを、ご自身のご褒美に買ってみようかなという方はお気に入りの言葉を、ぜひ読んで探してみてください♪
薔薇と永遠(ローズティーレター[ピンク])
永遠
なんてものが本当にあったとして
果たして僕らは真にそれに憧れるだろうか
多くの人が持たない何かを手にした人は
果たして真に幸せ者になれたのだろうか
永遠に色を変えず
香りも変わらず
姿も変わらず咲き誇る薔薇があったとして
僕らは真にそれを愛せるだろうか
永遠という言葉の不確かさを前にして
それでも尚
例えば人と人とが
永遠の愛を誓い合うのは
永遠という未来についての約束なのではなくて
今その瞬間の愛情を
永遠に忘れたく無いねと互いに笑い
確かめ抱き合うための行為なのかもしれない
永遠とは未来ではなく
今この時に宿る愛の印を表す言葉
なのかもしれない
赤い薔薇を眺めて思いを馳せる
永遠について
愛について
今この時について
夕焼けの旅路(ローズティーレター[イエロー])
いつか見た夕陽
誰かと笑い歩いた夕暮れ時
ひとり向かった夕焼けの先
小さく見える日の光が
これから向かう未来の方から
私の全てを橙色に染め上げた
未来から眺めた私はあの時
果たして美しく在れただろうか
夕陽と共に景色の中に見事に在れただろうか
誰も教えてくれない問いの答えは
実はあの時
夕焼けに染まった私の中に
もしくは
その先で出会った美しい橙色に混ざり込んでいたりして
美しい夕陽を眺め
いつかの自分を思い返し
やがて光のその先へ
橙色のその先へと向かう私
あなた
橙色に染まったいつかの私があなたが背中を押して
美しい夕陽に出会う
新しい未来へと
私はあなたは自分の歩幅で
ゆっくりと
けれど確かに
今もきっと向かっている
彩り豊かな白(ローズティーレター[ネイビー])
混じり気のない白さを
時折望む育った心
果たして
限りなく純粋な白色は
この世界に自然と生まれうるのか
私は果たしてその白との出会いを望むのか
受けた光の全てをそのまま返して
私の瞳へ届けてくれる
ただ真っ新な白い景
何も書き込まれることを
描きこまれることを望まぬようにこちらを見つめる白い色
そんな景色に思いを馳せては
薄い赤と緑に色づいた白さを纏った薔薇を眺めて
深く呼吸し心を白く軽くする
優しい赤に染まった白い頬
強い日差しに照らされ溶ける白銀の世界
何度だって広げては書き直し
望む未来を七色で描いた
今までが染み込んだ
心の内の白地図
例えばそんな
生まれた時から今を経て
未来に向かう道すがらにて出会っただろう
白い景色たち
今の私にとっての白とはつまり
今までの私が出会った白たちによってしか
知り得ないのだとしたら
私にとっての白とはきっと
純粋な白とはきっと
この人生の
酸いも甘いも多分に含んだ
豊かで色鮮やかな白なのかもしれない
薔薇の色(ローズティーレター[レッド])
愛おしさに色を付けるとするならば
それは一体何色だろう
親しさに
友情に
優しさに色があるとするならば
それは果たして何色だろう
それぞれに思い浮かんだ色はもしかして
愛する人に似合う色
親しい人に優しい友に相応しい色に
自然となっていたりして
巡り巡って出会いと別れを繰り返しては
回り回って辿り着いた今ここで
色付いたあなたを表す色は一体何色だろう
ただもしかしたら
答えに決めた色よりも
その色を選んだ理由にこそ
あなたらしさが宿っていて
例えばある日
もしもあなたが誰かに
もしくは誰かがあなたに
はたまたあなたがあなた自身に
優しく淡く色づいた美しい薔薇を贈るなら
受け取った人の瞳に映る薔薇色には
その薔薇を選んだあなたらしさ
贈るべく選んだその人らしさそのものが
宿っているのだとも
思える
そういう意味では
もちろん品種も瞳に映る色合いもあるけれど
薔薇の色とは十人十色
選ぶ人によって
贈る人によって
変わるものなのだとも思えたりして
浸る薔薇色(ローズティーレター[ターコイズブルー])
明るさの中に佇む切なさのように
思い出の中に潜む優しさのように
表面を眺めた程度じゃ伝わらない何かが
きっと誰しもに
どんな物にもある気がして
薔薇を見つめて暫し耽る物思い
今日この色が導いてくれるのは
果たしてどんな結論だろう
今日この花が思い出させてくれるのは
一体いつのことだろう
誰のことだろう
いずれにしても
優しいひと時には違いなく
安堵と共に明るく瞳に映る色に包まれ
薔薇が時計の針をゆっくりと進めていく
やがて時が過ぎ
日々を経てあなたの中
深いところにも
この薔薇のような明るさが
優しさが消えることなく色付いてくれていたりして
いや本当は
もうずっと前から
楽しかった記憶と共に
嬉しかった景色の隣に
今の私を
未来のあなたを優しく照らす
明るい色彩は心の何処かに宿っていたことを
佇んでいたことを
思い出させてくれるかもしれない
だからもう少しだけ
見つめていたいと思う
浸っていたいと願う
人生薔薇色諸説(全セットに含まれるエッセイ)
「あなたにとって、薔薇色の人生とは?」という質問を頂いたので、少し考えていた。
僕は最初、なんとなく、
「自分らしさに妥協せずに過ごすこと」などと思っていた。
けれども何やらしっくりこない。
何でしっくりこないかを考えていたら、「本当に僕は薔薇のことを少しは真面目に考えたのか?」ともう一人の自分的な声が頭の中で僕に言った。
薔薇は、生まれながらに「自分は薔薇だ」と知ってる。
いや、知っていないかもしれないけれど、別に自覚があろうがなかろうが、薔薇は薔薇だ。
だから薔薇は、自分らしくいよう!とか自分らしくありたい!とか思わない。
思うまでもなく、常に自分らしく、自分らしいのだ。そう、薔薇は常に薔薇なのだ。
そりゃあじゃあ、「自分らしさに妥協しない」とか、薔薇にはそもそも妥協なんてないのだから、僕はどうやらおかしなことを言っているぞと気がついた。
ふと、
薔薇が枯れて、落ちるときのことを想像した。
そのとき僕は、きっとこの薔薇をくれた人のことを思い出し、連絡をするかもしれないなと思った。
自分で買ってきた薔薇であったなら、買った日のことを思い出して、「もう七日も経つのかぁ」とか思ったりして、暫しその日々の思い出に浸るだろうなと想像できた。
「そうか」と思った。
「薔薇、そして美しい薔薇の色は、全盛期はもちろんのこと、朽ちた時でさえ、見る人に余韻をくれるものなんだ」と気がついた。
そうしてようやく、僕は先の質問への、
納得のいく答えをひとつ、言葉にできた。
"私にとって薔薇色の人生とは、
誰かの余韻になれること。"
生きている時はもちろん、たとえいつか死んだとしても、誰かにとって僕の人生が、薔薇を眺めるときに感じる余韻のように、思い出し、浸り、微笑む時間を与えるものであったら良いな。
そんなことをまぁ、僕なりに思っての、僕なりの、答えです。
薔薇が薔薇であるように、きっと僕も常に僕であり、だから自分らしくとか、自分らしさを考える必要って、本当はないのかもしれない。
それよりも、誰かにとって、余韻を与えられるような存在であれたら良いな、人生であったら良いな。
そんなことを、思ったんです。
本日も落書きを読んでいただき、ありがとうございます。
どんな人の、どんな人生も、誰かにとっては、余韻に浸れるものになるんじゃないかとも思えて、僕はこの答えを気に入りました。
つまり、みんなの人生、実は既に薔薇色説。
ケニアのナイバシャ湖畔にある農園から直接輸入
アフリカローズが扱うバラは市場を通さずに全てケニアのバラ農園からフェアトレードで直接輸入しています。ケニアの首都ナイロビから90km北にあるナイバシャ湖の畔にあるバラ農園では2000名の生産者さんが働いています。シングルマザーの多いケニアでは女性の経済的自立はとても重要であり、バラ農園で働く女性たちは鼻唄を歌いながら愛情を込めてバラを育てています。アフリカ大陸から週に2回、17時間かけて届くバラは新鮮で生命力に満ち溢れています。
カーボンオフセット寄付(任意)について
アフリカローズでは、バラの栽培・輸送時に排出されるCO2量を計算し、毎月ケニアの植林活動を行う団体に寄付をしています。1トンのCO2につき1本の植林で相殺できる計算です。2020年6月から開始し、おおよそ毎月20本程度の植林を継続しております。『ストップ地球温暖化』アクションの仲間になって頂けたら嬉しいです。
※必ずお届け日をご指定ください。お届け日のご指定のない場合は最短でのお届けとなります。
お届け日は「配送オプションの日時指定を希望する」からご指定いただけます。
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※写真はイメージです。写真と同じ品種を入れるように致しますが、生産地の状況で全く同じ品種が揃わないこともございます。色合いや雰囲気は写真のようになります。
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AFRIKA ROSE 六本木ヒルズ店(03-6434-7144)
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